おせっかいクリーニング(TVを見ての感想 その13)〜仕上げ場の天井について〜

 

これはリナビスさんの仕上げ場

これはリナビスさんと同業の神戸ランドリーさんの仕上げ場。

どちらも天井がありません。

茨城県は仕上げ場に天井がないとクリーニング所の許可が出ません。

蛍光灯も埃が乗らない形状じゃないとダメなんです。

保健所に問い合わせをしました。

茨城県では厚生労働省の通達を受けて、条例を制定し、仕上げ場は塵埃が落ちないまたは落ちずらい構造にしなくてはならないとしているとのこと。

あくまで条例なので、各都道府県で若干のばらつきや、表現の違いはあるが、大体は同じような規制になっているはずとのことでした。

兵庫県は条例が緩いのか、厚生労働省の通達を無視しているのか。

茨城県の保健所は毎年必ず検査に来るし、指導も厳しくされるので、業者からすると面倒な面も多々ありますが、それだけ消費者のことを考えているんでしょうね。

誰だって揉めたくないのに憎まれ役を買ってまで指導するのは、消費者を思ってのことでしょうからね。

茨城県の保健所はたいしたもんだと思います。

正確に調べてみました。

(土浦保健所の言っていることを疑っているわけではないんですが)

茨城県では「クリーニング業法の規定に基づき営業者が講ずべき必要な措置を定める条例」があります。

この条例の茨城県条例第60号 第2条(6)ウに「仕上場の天井は、じんあいの落ちない構造とすること」とあります。

クリーニング師の試験も各都道府県で違うから、クリーニング所の規制も違うんですかね。

 

 


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おせっかいクリーニング(TVを見ての感想 その9)~洗濯前確認、検品について~

 

自分で編んだ衣類。

他のクリーニング屋では断られた。

「でもリナビスさんは何も言わずに引く受けてくれて助かってます」

一般の方は「何も言わずに引き受けてくれる」業者がいいんですね。

洗濯表示も組成表示もなく、製作者、依頼者からも何も聞かずに洗濯?

当社でも断ると思います。

当社のお客様でも

「全部お前に任せるよ。」

と言ってくれる方が何人もいらっしゃいます。

その場合には洗濯させていただきます。

が、初めて洗濯物を持ち込んだお客さんの品物が洗濯表示・組成表示がないものなら間違いなく断ります。

クリーニング屋さんは洗濯表示をみて洗濯しますが、それはあくまで参考であり、組成に基づいて洗濯方法を決めるんです。

なので洗濯表示がなくてもあまり問題ではありませんが、組成がわからないのは問題です。

洗濯前検査(染色堅牢度等)に洗濯より時間が掛かります。

組成が何かわからないのに洗うなんてありえません。

クリーニング屋を始めるときに先輩から言われたことは

「クリーニングは検品に始まり検品に終わる」

です。

昔は洗濯技術の向上を最優先に考えていたのであまりピンときませんでしたが、経験を積み、失敗を重ねるとわかってきます。

クリーニングは洗濯そのものよりも、預かったものがどういうものであるか、どんな状態であるかを把握することが極めて重要なんです。

洗濯表示、組成表示がないものの洗濯を断るクリーニング屋さんのほうが責任ある対応だと思います。

ただ、お客さんはそれを不満に思っていたのでしょうから、よく話を聞き、洗濯方法とリスクを説明して納得してもらう努力は必要だったような気がします。

 


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おせっかいクリーニング(TVを見ての感想 その7)~受注数について~

 

おせっかいクリーニング「リナビス」。

「注文の数が倍近くになっているけどいけそう」

と専務から言われて社長は

「いけるいける」と。

1日300着シミ抜きを1人でやっている社長の発言では無いですよ。

1日300着だってすごいことなんです。

それが600着になったら、絶対にできません。

断言します。

ありえない数なんです。

受注数が倍になるからと言って、しみ抜きが倍になるとは限りません。

が、しみ抜き無料だったら、シミがついているものを出そうと思うのは、人の心理だと思うんです。

だとしたら、受注数が倍になったら、しみ抜きは倍以上になると考えたほうが自然です。

300着だって1人でやる量じゃないんです。

しみ抜きは洗濯機に入れてぐるぐる回すみたいなものじゃないんです。

しみ抜き達人みたいな人がテレビで簡単にシミを落としているのを想像するかもしれませんが、あれはテレビ用です。

簡単なものだけ使用しているんです。

達人だって落とせないものはあると思いますよ。

シミだけ落とすのは大変なんです。

なぜ染色補正業者がしみ抜きのプロかといえば、しみ抜きをして生地の色まで落とした場合、それに今までと同じ色を染色できるからなんです。

クリーニング屋さんでもやっているところはあります。

当社でも少しはやれますが、気の遠くなるような時間がかかります。

やる気になれば1日600着しみ抜きなんか出来るんだと思われたら、クリーニング屋さんはたまったもんじゃないと思いますよ。

染色補正業者の方にとっても冒涜と言っても良いような数字です。

宅配の集荷数が倍になったとして、1日6750着。

仕上げする人が5人しかいないので、1日1人1350着。

 

 


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